五峰旗瀑布　Wufengchi Waterfall
　五峰旗瀑布 ごほうきばくふ は、五峰旗と呼ばれる山中に三層になる滝があり、そこを宜蘭県政府が「五峰旗風景特定区」として設定すると共に、遊歩道等を整備して、観光客誘致に力を注いで来た処である。

五峰旗とは
　五峰旗は、この辺りの地形が「５つの峰が並び、さながら５本の三角大旗を並べ立てたようだ」と古文書にあるところに由来する。

　要するに、その山の峰の形が京劇の三角大旗を５本並べたように見えるところから「５峰旗」という名が付いたということであろう。この五峰旗は、宜蘭県 ぎらんけん に在り、台湾北東部に位置する。

by 「地球の歩き方」 から流用

三角大旗とは
　京劇に登場する武将が背中に着けているペナントに似た三角形の旗のことで、その武将の位の高さを旗の数で表現するもの。

　そう言えば京劇に出てくる武将が背中に・・・ここでいう「三角大旗」を何本も付けて登場する場面をテレビで観たことがある。

　そして、その三角大旗の一本は一万の兵を指揮する位を有していることを意味すると聞いたことがある。それを５本も有しているとは、５万の兵を率いている武将ということになろう。

ペナント pennant とは
　ペナントはペノン（Pennon）とペンダント（pendant）の合成語。ここで、ペノンは下級ナイト（knight bachelor）が槍につけた長三角の旗、ペンダントは軍艦が掲げる長三角の旗の一種。

by Wikipedia から流用

　そういえば、どの観光地の土産物店でも、その名所の名を冠したペナントを売っているものだ。また、スポーツ観戦の場でも、ご贔屓のチームのペナントを持って応援に駆け付けるファンの人も多々いるようだ。
　

東屋 あずまや の語源
　かつて都から見て東方にある国のことを東国といって蔑視する意味を込めて使われたように、東屋はその地方の「粗末な家」という風に使われたようだ。

by 語源由来辞典から流用

宜蘭の気候
　どうした訳か、この宜蘭県 ぎらんけん は雨がよく降るところだ。台湾では「竹風蘭雨」という言葉があり、「新竹では風、宜蘭では雨が多い」 という意味である。特に冬の北東からの季節風の時期には、数か月にわたりぐずついた天気になることも珍しくないらしい。

　面白いことに、台湾を東西に分けると、新竹と宜蘭は丁度向かい合うような位置になる。即ち、新竹は、台湾の北西部に位置し、宜蘭は北東部に位置する都市である。

　また、どちらも台湾北部にある。詰まるところ台湾北部の気候を代表するものではなかろうか。何処だったか、一年の内、３００日は雨天ということだった。またまた、それなりに風情があっていいものだ。

by Wikipedia から流用