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　サラエボから日帰りでトラム＆バスの旅で ブレロ・ボスネ を訪れた。ここでムナジロカワガラスと出逢ったのだが、かつて、スコットランドのクライド川でフォーカス出来なかったことがあって・・・ずっと心残りになっていたのだ。

心残り
　「世界遺産　ニュー・ラナーク」 を訪れたときに観たムナジロカワガラスはクライド川にいた。双眼鏡ではよく見えたのだが当時の私のカメラではフォーカスできる距離ではなかったのだ。また、一般的に言って、「川に棲むカラス」に例えられるように、カワガラスの姿は地味なものである。

　それが、このムナジロカワガラスの場合は違った。赤茶色の制服に白いエプロンをまとった民族衣装姿の高級レストランの清楚なウェイトレスのような印象を受けたのである。

レストラン 「オルデ・ハンザ」　タリン　エストニア Olde Hansa　Tallinn, Estonia　2016/06/26

ブレロ・ボスネ Vrelo Bosne (Spring of Bosna)	2017/06/24
ブレロ・ボスネ Vrelo Bosne 　岩陰からあふれる清流が多くの池を造り、水が湧く美しい自然公園で、市民の憩いの場になっている。ここはサラエボの重要な水源地帯であり、戦時中はセルビア人勢力の重要拠点だった。そして、"Vrelo Bosne" を翻訳すれば、「Spring of Bosnia = ボスニアの泉」 という意味になる。 また、サラエボはボスニア・ヘルツェゴビナの首都である。 by 「地球の歩き方」 から流用 ブレロ・ボスネ自然公園の案内板 ブレロ・ボスネの案内板 並木道 （２景） 　目指すブレロ・ボスネに至るこの並木道は約 ４㎞ あるという。なかなか風情があるので歩くことにした。それに、ここで出逢った日本人女性は２度目の訪問とのことだが、やはり歩いていたのである。 　それほど印象深かったということだろう。まぁ、こちらは鳥観 とりみ がてらの歩きであるから、目的地はその過程の一部に過ぎない。 ブレロ・ボスネの料金所 ブレロ・ボスネの料金所 ブレロ・ボスネ自然公園 （５景） ブレロ・ボスネ自然公園 （５景） 帰りは馬車で・・・ 　一馬力は凄い。歩調の乱れもなく、パッパカ パッパカ と軽快に歩き通した。この並木道は ４㎞あるという。例えれば、御堂筋の北から南までの距離に等しいのだ。
Vrelo Bosne, Sarajevo, Bosnia and Herzegovina 2017/06/24　Photo by Kohyuh

★同定の理由　*213_P272　*209_P70
　ムナジロカワガラスの成鳥は喉から胸部にかけて白く、腹部は茶色っぽい。幼鳥は喉部、胸部、腹部に白灰色にうろこ状の薄い斑紋がある。




★渡り　bu Wikipedia
　ムナジロカワガラスは主に、アイルランド、スコットランド、北欧、フランス東部・中央部、ドイツ南部、スイス、オーストリア西部、チェコ北部、クロアチア、ボスニアヘルツェゴビナ、アフリカ北西部などに留鳥として棲息する。




★食べもの　 by Wikipedia
　ムナジロカワガラスの主な食べものは水生昆虫 Aquatic insects であるが、カタツムリ snails や小魚や、ミミズといったワーム worms も捕食する。

by SOUTH DAKOTA BIRDS AND BIRDING より引用

★名前の由来
　ムナジロカワガラスの名前の由来は、漢字名の胸白河烏から「胸部が白いカワガラスの仲間」ということが分かる。

cf. ツィータ過去ログ連動 ・・・ クロアチア編 (2017/06/05 - 2017/08/06)

2017/06/24	2017/06/24 １　今日の朝食 ご飯があったので食べて見た。いわゆるインディカ米ではなく日本のお米に似ていた。ただ、ご飯というより硬めのお粥に近い。
2017/06/24	2017/06/24 ２　今日の朝食 フルーツは半分こ
2017/06/24	2017/06/24 ３　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 ブレロ・ボスネはボスナ川の水源に近い湧水のある自然公園である。トラムで一時間かかるが訪れることにした。トラムはここでUターンする終点駅の風景。
2017/06/24	2017/06/24 ４　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 目的地は右手に見える川を渡り、右上に見える森のような公園を横切って左に向かえばよいと教えてくれた。
2017/06/24	2017/06/24 ５　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 公園は広く、先は見通すことは出来ない。頼りにならない方向感覚だけで、とにかく先に進むしかない。
2017/06/24	2017/06/24 ６　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 やっと目印になる噴水が現れた。手持ちの地図にも載っているから一安心。
2017/06/24	2017/06/24 ７　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 木陰のベンチで一休みする。イチジクを持って来ていたのである。
2017/06/24	2017/06/24 ８　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 しばらく歩くと真っすぐ延びる並木道が現れた。これが3.5㎞も続くというもので馬車の姿もあった。
2017/06/24	2017/06/24 9　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 ブレロ・ボスネ公園の案内板 ぐるっと一周出来そうだ。
2017/06/24	2017/06/24 １０　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 3.5㎞なら歩いて一時間はかかる。こちらは鳥観をしながらであるから倍はかかると考えた。結果的にその通りになった。
2017/06/24	2017/06/24 １１　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 時折り馬車が追い越していく。
2017/06/24	2017/06/24 １２　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 並木道の本通りは馬車用であろうか、脇に歩道がある。
2017/06/24	2017/06/24 １３　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 やっと湧水地らしきところに到着した。見るからに透明度が高い小川があった。
2017/06/24	2017/06/24 １４　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 レストランで先ずはミネラルウオーター（ガス入り）で乾杯！
2017/06/24	2017/06/24 １５　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 ボスニアの国民食であるチェヴァブチチとポテトで昼食とした。チェヴァブチチはナンのようなものに香辛料がよく効いたソーセージが包まれている。５本入りにした。
2017/06/24	2017/06/24 １６　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 池にはマガモがいたが、ここに限ったことではなく、公園の池ではよく見かける珍しくも何ともないものである。
2017/06/24	2017/06/24 １７　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 また、コブハクチョウもいた。
2017/06/24	2017/06/24 １８　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 このコブハクチョウは人がいると近寄って来て「何かくれないかなぁ」といった顔をする。無視していると遠ざかって行くから「人を見る目を持っている」ようだ。
2017/06/24	2017/06/24 １９　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 心癒される風景１
2017/06/24	2017/06/24 ２０　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 心癒される風景2
2017/06/24	2017/06/24 ２１　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 心癒される風景３
2017/06/24	2017/06/24 ２２　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 心癒される風景４
2017/06/24	2017/06/24 ２３　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 水辺から離れて緑濃き道を行く。人通りが少なくなって、果たして帰り着くことが出来るのか、とんでもない所に出るのではないか・・・一瞬、不安がよぎった。
2017/06/24	2017/06/24 ２４　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 それでも進んで行くと見覚えのある公園の入口ゲートに辿り着いた。思惑通りぐるっと一周してきたのだ。帰りはとても歩く気になれない。馬車にした。
2017/06/24	2017/06/24 ２５　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 馬はすごいと思った。ぱっぱか　ぱっぱか　と小気味良いリズムで3.5㎞を歩き通した。
2017/06/24	2017/06/24 ２６　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 前方から奇妙な自転車が来ると思って見ていたら・・・ハンドル部に腰かけていただけだった。まぁ、これでも走れないことはないか・・・
2017/06/24	2017/06/24 ２７　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 ・・・来るときに目印となった噴水の前に帰り着いた。これで無事に帰れたことになる。傍のレストランでコーヒーブレイク。
2017/06/24	2017/06/24 ２８　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 また、トラムに乗って一時間。ホテルに辿り着いた。
2017/06/24	2017/06/24 ２９　ブレロ・ボスネ 日帰り旅行 今日の夕食はホテルの部屋でカップ麺、プロシュートの残りもの、メロン、イチゴなどで間に合わせ。

補注
　今回は、数日遅れではあったがツィータ twitter およびツィートピック twitpic を利用して、旅先から投稿した。　その過去の記録と連動させることによって本文を補強する。

　ここで日付は現地時間である。　時差は考慮していないので、多少のずれが発生するかもしれない。