コスタハチドリの同定理由
　上述の３種のハチドリは外観は非常に似ている。ただ、証拠写真から明らかに確認できるのは尾羽先端部に白斑を有する “尾羽の数” である。先ず、図鑑ではノドグロハチドリには、尾羽に白斑部は無い。一方、写真で見るコスタハチドリ♀には３枚あることがわかる。

　またまた、図鑑によると、尾羽に白斑部を有するものは “アンナハチドリとコスタハチドリ” である。ところがアンナハチドリに関しては、生息する地域がアメリカ合衆国東部沿岸部に限られているという。・・・ということは、ここ “ベアレイク近郊” では除外できることになる。結果、写真のハチドリ は “コスタハチドリ” ということになる。

先端部に白斑のある尾羽の数
ノドグロハチドリ　Archilochus alexandri　（Black-chinned Hummingbird） ♀	２枚
アンナハチドリ　Calypte anna　（Anna's hummingbird） ♀	3枚
コスタハチドリ　Calypte costae　（Costa's Hummingbird） ♀	3枚
by "Field Guide to the Birds of North America" より引用

★渡り　*215_P306
　コスタハチドリ はアメリカ合衆国南西部からカリフォルニア半島北西部にかけて留鳥として生息する。




★食べもの　 by Wikipedia
　コスタハチドリ は、他のハチドリの仲間と同様に、食性は花蜜を吸うことに特化しているが、育雛時には蛋白源になる小さな昆虫やクモなども捕食する。




★名前の由来　*31
　コスタハチドリ の “コスタ” とは、フランスの貴族 Louis Marie Pantaleon Costa, Marquis de Beauregard (1806–1864) に因む。

　cf. ハチドリの名前の由来

cf. ツィータ過去ログ連動 ・・・ アメリカ編 (2013/05/08 - 2013/07/31)
　2013/07/13　Bonneville Salt Flats (1)　塩の平原
　2013/07/13　Bonneville Salt Flats (2)　足型はつかないほどの硬さがある
　2013/07/13　Fernley に到着　ラスベガスを三桁ほど小さくしたような街

補注
　今回は、数日遅れではあったがツィータ twitter およびツィートピック twitpic を利用して、旅先から投稿した。　その過去の記録と連動させることによって本文を補強する。

　ここで日付は現地時間である。　時差は考慮していないので、多少のずれが発生するかもしれない。