渡りの必要性
　渡りは安全な子育てをするために必要だったことは間違いなかろう。このカナダガンにしても、現在では考えられないような圧倒的なポピュレーションだったに違いない。それらが一斉に子育て出来るところと言えば、冬場は氷に閉ざされる極北の地に於いてない。

　それらの大地は、春になれば草や昆虫で満ち溢れた大草原になることは容易に想像できるものである。そうなれば、彼らの食料は無尽蔵と言えるものであろう。例え、一斉に子供たちが誕生して彼らのポピュレーションが十数倍になろうとも、なお、食べものは有り余るほどあるに違いないのだ。

　本来、このカナダガンのように渡り鳥であったものが渡りをしなくなったということは、裏を返せば彼らのポピュレーションが少なくなったと言えるのではなかろうか。

　要するに、その程度であれば、わざわざ苦労や危険を冒してまで渡りをしなくても子育てできる環境が近くにあるということになる。

　cf. 雁行
　cf. 渡り鳥は何故に旅をする
　cf. 生き残り戦略
　cf. 種の保存のための渡り
　cf. 繁殖目的ではない渡り
　cf. 冬鳥の渡りの目的
　cf. 心配ごと
　cf. 渡りのルート
　cf. 渡りのルート上に餌場がある
　cf. 渡りをしないツバメ
　cf. 渡り先（避寒地）の違い
　cf. 夜間の渡り
　cf. 渡り鳥が熱帯で子育てしない理由
　cf. 渡り鳥は地味なもの
　cf. 渡り鳥だったヒヨドリ
　cf. 渡りの仕方
　cf. スズメやゴジュウカラも渡りをする？
　cf. ムナグロの驚異の飛翔力
　cf. 冬鳥たちの渡りの動機

学名の意味
branta	branta (合) コクガン brandgas (sheldrake ツクシガモの雄) 北ゲルマン語
canadensis	カナダの
by 野鳥の学名入門（くまたか）より引用

英名の意味
Canada	カナダ
goose	ガチョウ、（野生の）ガン
by New College English-Japanese Dictionary, 6th edition (C) Kenkyusha Ltd. 1967,1994,1998

★カナダガンの渡り
★カナダガンの食べもの
　　シジュウカラガンと同様に （家畜が食べるような葉の細い） 草 grass や、（米・麦・トウモロコシなど）穀草 cereal を採食する。また、ときに、ある種の水生植物 aquatic plants も採食する。




★カナダガンの名前の由来
　カナダガンの名前の由来は、カナダで広く繁殖しているところから名付けられたのであろう。また、日本に渡来するシジュウカラガンは、その亜種である。

cf. ツィータ過去ログ連動 ・・・ アメリカ編 (2013/05/08 - 2013/07/31)
2013/07/05 2013/07/05 2013/07/05 2013/07/05 2013/07/05 2013/07/05 2013/07/05 2013/07/05 2013/07/05 2013/07/05	National Bighorn Center Grand Teton National Park (1) Grand Teton National Park (2)　ロッキー山脈がシンボル Grand Teton National Park (3)　Jackson Lake Lodge Grand Teton National Park (4)　Jackson Lake Lodge Grand Teton National Park (5)　Lakeshore Trail Yellowstone National Park (1) Yellowstone National Park (2)　West humb Yellowstone National Park (3)　West humb Yellowstone National Park (4)　残照

補注
　今回は、数日遅れではあったがツィータ twitter およびツィートピック twitpic を利用して、旅先から投稿した。　その過去の記録と連動させることによって本文を補強する。

　ここで日付は現地時間である。　時差は考慮していないので、多少のずれが発生するかもしれない。