八幡次郎好酉の鳥紀行 
アンテロープ・アイランド遠望 グレート・ソルト・レイク ユタ州 アメリカ合衆国
 Antelope Island Distant View, Great Salt Lake、 Utah USA
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テリムクドリモドキ  (照椋鳥擬)

テリムクドリモドキ(2態)







テリムクドリモドキ 成鳥 グレートソルトレイク ユタ州 米国
Great Salt Lake, Utah, America 2013/07/15 Photo by Kohyuh


テリムクドリモドキ (照椋鳥擬)  *215_P504 2023/11/05
スズメ目 Passeriformes
ムクドリモドキ科 Icteridae
 学名 Euphagus cyanocephalus
 英名 Brewer's Blackbird
 全長 (L) = 23 cm
 留鳥 (アンテロープアイランド)
 雌雄同色

戻る 2013年 7月 15日 次へ
 宿の人からグレートソルトレイクに浮かぶ小さな島が “州立公園” になっているという話を聞いたので、先ずは、その “アンテロープアイランド州立公園” に行って見ることにした。

 また、自動車好きの人ならずとも “グレートソルトレイク” の名前をご存知の方は多々おられよう。それはボンネビル・スピードウェイがあるからだ。それでも “アンテロープアイランド” のことを知る人は少なかろう。




 cf. フォンテーヌブロー州立公園 (7景)
 cf. スワニー川州立公園 フロリダ州
 cf. グリーンリバー州立公園 ユタ州
 cf. フォンテーヌブロー州立公園 フロリダ州
 cf. 火の谷州立公園




ボンネビル・ソルトフラッツ Bonneville Salt Flats
 ボンネビル・ソルトフラッツはグレートソルトレイクの中では最も大きい塩湖の跡に出来た広さ100平方マイルの塩類平原 Salt Flats である。そこに、ボンネビル・スピードウェイという自動車レース場がある。


ボンネビル・スピードウェイのこと
 このボンネビル・ソルトフラッツに自動車レース場があり、毎年 8月に 500cc のオートバイからロケットカーまで、地上最速を競う競技が開かれているそうだ。なるほど、車好きのアメリカ人の “ドラッグレース” だけでも尋常じゃぁないと思っているのに、ジェットエンジンやロケットエンジンまで搭載した車を走らせるという。





 カーブのない直線コースを走って最高速度を競う競技であるから、競技場はフラット(平坦)であることと、硬さと広さが必要なのだ・・・そして自動車好きが多いということを考えると・・・どこでも出来るものではない。世界広しといえども、この “ボンネビル・ソルトフラッツ” の他にないのではなかろうか。蛇足ながら・・・塩の結晶はコンクリートのように硬いのである。









 ビーチであればシャワー設備があるものだが・・・ここでは靴についた塩を洗い流す “foot wash 足洗い場” があった。塩が付いたまま車に乗ると車体の腐食が進むのである。・・・みなさん丁寧に靴を洗っていた・・・














アンテロープアイランド Antelope Island のこと
 アンテロープアイランド(アンテロープ島)は、グレートソルトレイクの東南部に浮かぶ小さな島だが、現在は天橋立のような砂州で湖岸と結ばれている。また、島全体がユタ州の州立公園になっていて、多くの野生動物が生息している。特に、移入されたアメリカバイソンは数多く生息している。
by Wikipedia より引用







グレートソルトレイク Great Salt Lake のこと
 この “グレートソルトレイク” を和訳すれば “大塩湖” となるが、なるほど “西半球” で最大の塩水湖という。そういった塩水湖なるが故に “塩” が結晶化して、湖全体が白い氷で覆われたように広がっているように見える。


 兎に角、流入河川の水も農業用水として散水に使われたり、また、湖面からの蒸発も多く、年々、湖沼の縮小がつづいているという。

 また、実際に湖の面積を計測すると、測定年度によって変化しているようで、最近のデータとしては、2022年の湖水面積は 2600㎢ 以下とのことである。これは琵琶湖の 3.9倍に相当する大きさである。
by Wikipedia より引用

 cf. 琵琶湖のこと




西半球とは
 丸い地球を二つの半球に分けた場合、、子午線の零度~西へ 180度の地域のこと。南北アメリカ大陸、グリーンランドが含まれる。
by goo辞書より引用












アンテロープアイランド州立公園へ Antelope Island State Park



 ユタ州の州都であるソルトレイクシティ Salt Lake City には、名前の由来となっているグレートソルトレイクがあり、その一帯は “グレートソルトレイク州立公園” に指定されている。

 当然のことながらのグレートソルトレイク州立公園の中にある “アンテロープ・アイランド” は “州立公園” であろう。








 遠くに目指すアンテロープ島(アンてロープアイランド)の姿が見えている。その島まで、天橋立のように砂州で繋がっているようである。何しろ道を迷いそうなようなところはなさそうなので安心して走れるという訳だ。










 アンテロープ島(アンてロープアイランド)が、ビーチ越しにはっきり見えだした。まぁ、野生のバッファローが移入されているというから人影も見えないのは仕方がない。







 この砂州の道の両側はグレートソルトレイクの中なのだが、琵琶湖のように満々たる湖水を蓄えてはいない。流入河川の水量も少なく、むしろ、蒸発量が多いからこそ塩分が多くなる。塩湖と呼ばれる所以である。








 砂州の道の両サイドはグレートソルトレイクが広がっている。対応車もなく非常に走りやすい。







 遠くに見える島が目的地のアンテロープ島であろう。このまま進めばよい。道に迷いようがない。







 ここはキャンプ場との表示板があったが誰もいなかった。また、バッファローのバーガーなどがあるというレストランがあるようだが行かなかった。かつてテッサロニキでバッファロー(水牛)のステーキを食べたことがあるが ・・・ 硬くて歯が立たなくて困ったことがある。








 そもそもこの道は砂州の上を走っているのであるから両サイドはビーチ(砂浜)があって不思議ではない。






 上り坂の道になったということはアンテロープ島の頂上部に向かっているようだ。車が一台下りて来る以外に人の気配はない。キャンプ場にも人の気配がなかった。
























 “Buffalow Point Trail” との案内板があった。子供を含めて、家族で容易に一周できる一方通行の 0.41 マイルの “トレイル” で休憩できるベンチもあり、グレートソルトレイクの展望も出来る。

バッファローの姿は見なかったが、かつて、この島に移入したバッファローが増えたようで、野生といえども、こちらでは家畜のようなものかも知れない。






 いろいろとトレッキングのルートが用意されているのだが ・・・ “ヨセミテ” に向かう途中なので先を急ぐことにして、ここで引き返すことにした次第である。

 cf. エピソード  ペリカン・クリーク・トレイル
 cf. 12マイルブナ林ハイキングトレイル
 cf. ブラウンのトレイル Browns Trail
 cf. ブライト・エンジェル・トレイル Bright Angel Trail
 cf. デリケートアーチ見晴台トレイル案内板
 cf. 砂丘とブロークンアーチトレイル案内板
 cf. 悪魔の庭トレイル案内板
 cf. トレイル リッジ ロード Trail Ridge Road
 cf. マンモスカントリー トレイル風景 (1)
 cf. マンモスカントリー トレイル風景 (2)






アンテロープ・アイランド州立公園
Antelope Island State Park, Photo by Kohyuh 2013/07/13







渡り *215_P504
食べもの *215
名前の由来 *31




学名の意味
Euphagus ???
cyanocephalus ???




英名の意味
Brewer's ビールの醸造の
blackbird [鳥] クロウタドリ (ヨーロッパ産)
[鳥] ムクドリモドキ
(米国産)
by パーソナル英和辞典より引用










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ムクドリモドキ科の他の仲間たち サムネイルで一覧表示
テリムクドリモドキ 1 ニューヨーク USA
テリムクドリモドキ 2 グランドレイク USA









cf. ツィータ過去ログ連動 ・・・ アメリカ編 (2013/05/08 - 2013/07/31)
 2013/07/15 ヨセミテ到着 (1) 峠道
 2013/07/15 ヨセミテ到着 (2) ゲート
 2013/07/15 ヨセミテ到着 (3) 公園内のテントキャビンに予約済み
 2013/07/15 ヨセミテ到着 (4) The Core of Volcanoes
 2013/07/15 ヨセミテ到着 (6) Tuolumne Meadows のトレイル
 2013/07/15 ヨセミテ到着 (7) Olmsted Point
 2013/07/15 ヨセミテ到着 (8) 崖っぷちの道が遠望
 2013/07/15 ヨセミテ到着 (9) トンネルビューからの眺め
 2013/07/15 ヨセミテ到着 (10) ブライダルベール滝のトレイル
 2013/07/15 ヨセミテ到着 (11) エルキャピタン
 2013/07/15 ヨセミテ到着 (12) 今日の宿はテントキャビン




補注
 今回は、数日遅れではあったがツィータ twitter およびツィートピック twitpic を利用して、旅先から投稿した。 その過去の記録と連動させることによって本文を補強する。

 ここで日付は現地時間である。 時差は考慮していないので、多少のずれが発生するかもしれない。





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履歴
2023/11/05 初版公開










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